断眠!

自殺念慮、抑制、鬱などの治療方法の一つに、断眠療法というものがある。実験では被験者の60%以上に効果が見られたそうで、期待値は抗うつ薬と同等と考えられている。

…ところで、僕が、この断眠療法の存在を存在を知ったのは断眠を始めてから丁度36時間ほど経った頃であった。つまり、断眠にちゃんとした効果が認められてることを知らなかったにも関わらず、なんとなく限界まで眠らずに過ごそう、きっとそれが解だと、直感的に思いついたのだ。ASD+ADHDであり、最近流行り(?)のMBTIではENFPとの結果が出た僕の性質を考えれば、ろくな確信や動機を持たずに、衝動的な決意をすることは決して珍しくない。今回もそうだ。

とは言っても、僕なりに一応、考えはあった。

数ヶ月前、僕はやや不眠が強く、寝つけない日が続いていた。しかし、それ以外の精神面に関しては、寧ろ好調と言えた。やる気に満ちていたし、特に、創作活動において異常なまでに急速な成長を感じていた。その一方で、寝不足と睡眠薬の影響で周りが見えなくなっている…という状態。

それが最近では過眠になった。体が動かない。退屈を感じているのに、やる気が起きないし、何をしてもつまらない、だからまた退屈…   …といった具合に、まるで蟻地獄に落ちたようだ。現在精神科で処方されている薬は、まるで部屋でときどき見かける小さいクモのように、役に立っているのか、寧ろ無い方がいいのか、よくわからない存在の物ばかり…。ドーパミンが枯渇しているのだろう。

不眠だったときの不眠の原因は、十中八九ドーパミン過剰。医師からは統合失調感情障害と診られており、当たり前と言えばそうかもしれない。

では、逆に不眠を原因にしてドーパミン過剰の状態を作り上げることもできるのではないか?と思ったのだ。断眠だけではなく、ブロンやマインドフルネスなどの力を最大限に活用し、最終的な目標は、「創作活動における覚醒」とする。

 

例えるなら、部活の強化合宿のようなものである。特に卓球や剣道とかだと、合宿のなかで何度も試合を繰り返し、「勝ち」そのものを覚えるというような事がよく行われるが、それと似たようなものだ。

断眠の間、ブロンを飲んでは音楽やマインドフルネス、また、こうして発信活動をしたり、とにかく好きなことをしまくり、「楽しい」そのものを無理やり脳に覚えさせるのだ。